442: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:02:23.22 ID:+Qo3lcGpo
列の先を目で辿ってみるとそこは一つの飲食店のようなものだった。
そこにそんなに美味しいものがあるとは思えないのだけど。
443: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:03:04.55 ID:+Qo3lcGpo
店の看板にはでかでかと見たことのない角張った文字で
「拉麺」と書いてあった。
どこかの地方の言葉かしら。
444: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:03:31.25 ID:+Qo3lcGpo
「あぁ、実に美味でした。洗練されたスープ。
歯ごたえのある麺という食材。面妖なぐるぐるの食べ物」
「わたくし、あのような食べ物は初めて食べました。実に美味しかったです」
445: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:03:57.41 ID:+Qo3lcGpo
「ど、どうしたの?」
「しっ! あそこにいるの、美希よ!」
446: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:04:31.98 ID:+Qo3lcGpo
私達はその物陰からこっそりと監視することにした。
合流地点もこの付近に設定してあるから
下手をすれば真達が美希と四条さんに接触してしまう可能性を考えると
今、飛び出して不意をついて倒してしまった方が得策だと。
447: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:05:13.32 ID:+Qo3lcGpo
「たぶん、響はあれぐらいじゃ死なないし、
きっとすぐに向かってくると思うな」
448: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:06:05.05 ID:+Qo3lcGpo
消し飛ばす!?
なんてことを……。
匿うと言っても我那覇さんが勝手に四条さんをこっちに連れ込んだだけなのに。
449: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:07:01.05 ID:+Qo3lcGpo
美希の威圧のかかった言葉に四条さんは黙ってしまった。
確かにあの四条さんはどこか雰囲気が変。
450: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:07:43.83 ID:+Qo3lcGpo
そう言って美希は貴音を連れて歩き出した。
恐らくはこの島全体を管理している役所に向かっていると思われる。
451: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:08:37.68 ID:+Qo3lcGpo
そうして、私は美希と四条さんの後ろを見つからないように着いて行くことにした。
気取られないようにするのは以外と大変で、
452: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:09:24.97 ID:+Qo3lcGpo
美希が島の中心よりも少し外れた所にある役所の建物の中に入っていく。
窓の多い建物だったから中の景色は隣の建物からでも見えてしまう。
という訳で私は隣の建物の屋上に登った。
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