449: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:07:01.05 ID:+Qo3lcGpo
美希の威圧のかかった言葉に四条さんは黙ってしまった。
確かにあの四条さんはどこか雰囲気が変。
450: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:07:43.83 ID:+Qo3lcGpo
そう言って美希は貴音を連れて歩き出した。
恐らくはこの島全体を管理している役所に向かっていると思われる。
451: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:08:37.68 ID:+Qo3lcGpo
そうして、私は美希と四条さんの後ろを見つからないように着いて行くことにした。
気取られないようにするのは以外と大変で、
452: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:09:24.97 ID:+Qo3lcGpo
美希が島の中心よりも少し外れた所にある役所の建物の中に入っていく。
窓の多い建物だったから中の景色は隣の建物からでも見えてしまう。
という訳で私は隣の建物の屋上に登った。
453: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:10:42.26 ID:+Qo3lcGpo
四条さんはそれを後ろから黙って見ているだけだった。
彼女はそれでいいのかしら。いえ、彼女は多分わかっていないだけなのかもしれない。
454: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:11:22.14 ID:+Qo3lcGpo
だけど、どんな部屋に行ったのかはすぐに分かった。
『ピンポンパンポーン。こんにちはー。クロイ帝国、帝国軍からのお知らせなの』
455: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:11:53.49 ID:+Qo3lcGpo
『島のみんなや遊びに来ているみんなにはとっても残念なお知らせなんだけど、
この島は大変重大な罪を犯してしまいました』
『その罪はとある帝国軍を裏切った召喚士、我那覇響ちゃんのせいなの』
456: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:13:20.84 ID:+Qo3lcGpo
『だからその代償として帝国は最大の軍備を持って、この島をなくしちゃうことにしたの』
『もう、帝国の巨大な艦隊はこっちにも向かってるし
今日の夕方、日が沈む頃には軍の介入が始まると思うの』
457: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:18:57.10 ID:+Qo3lcGpo
島の大きな建物!?
まさか、あの島の中央のほうにあるあのホテルのことを。
なんて勘ぐる暇もなく、一番目立つくらいに高いホテルは
真ん中の辺りから爆発した。
458: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:19:32.95 ID:+Qo3lcGpo
このままだと我那覇さんが。
島全体から裏切り者扱いをされるだろう我那覇さんを思った時に
私は胸が苦しくなった。
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