457: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:18:57.10 ID:+Qo3lcGpo
島の大きな建物!?
まさか、あの島の中央のほうにあるあのホテルのことを。
なんて勘ぐる暇もなく、一番目立つくらいに高いホテルは
真ん中の辺りから爆発した。
458: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:19:32.95 ID:+Qo3lcGpo
このままだと我那覇さんが。
島全体から裏切り者扱いをされるだろう我那覇さんを思った時に
私は胸が苦しくなった。
459: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:20:06.36 ID:+Qo3lcGpo
「真が千早を迎えに行けって。
真達は港に向かってパニックを少しでも和らげに行ったよ」
460: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:22:01.91 ID:+Qo3lcGpo
「お願い……千早! 助けて!」
私は我那覇さんの目に涙を見た。
461: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:23:28.35 ID:+Qo3lcGpo
我那覇さんは大きく頷いてそれから私達は
人の流れにそって同じように走り、港へ向かった。
港は予想通り、人で溢れかえっていてとても誰もが順番なんて守る気なんておきなかった。
462: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:24:27.46 ID:+Qo3lcGpo
整理をしてもしてもリゾート地へのバカンスに来ている金持ちたちは
我先にと金を握らせてきて船に颯爽と乗り込もうとする。
それをいちいち断っていては時間の無駄。
463: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:25:04.35 ID:+Qo3lcGpo
「そこをどけ!」
「はやく船に乗せろ!」
464: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:26:47.26 ID:+Qo3lcGpo
それとも私達4人であの戦艦達を相手に戦う?
無理……。命がいくつあっても足りない。
465: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:27:25.05 ID:+Qo3lcGpo
「ねえねえ、どうしていてほしくない時に千早さん達はいるのかなぁ?」
466: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:29:06.85 ID:+Qo3lcGpo
船に乗れない島民達は誰もが美希を一目見てヤバいと感じたのでしょう。
すぐにどよめき、そのどす黒いオーラには飲まれそうになっている。
巻き込むわけにはいくまいと私は美希の目の前へ踊りでる。
467: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 18:30:30.85 ID:+Qo3lcGpo
真が大きな声で叫ぶ。
港にいた人々はその声を聞く前にはすでに船に乗り込み始めていて
再び港は大混乱になっていた。
しかし、それと同時に珍しく萩原さんの大きな声が響く。
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