542: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 20:04:38.63 ID:+Qo3lcGpo
何日かが過ぎて。
私達を乗せた空を飛ぶ艦隊はとある見知らぬ港へと停泊していた。
島で救助した人達はその前に港から出た3隻と同じ港まで送ってあげたらしい。
543: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 20:05:38.67 ID:+Qo3lcGpo
炎の中、美希に向かう我那覇さんの後ろ姿が忘れられない。
あのあと、あの島はまるごと燃えて、島には何も残らなくなったとか。
あるのは廃墟ばかりになってしまった。
544: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 20:06:21.03 ID:+Qo3lcGpo
後ろの方にある扉が開いて船の中からは萩原さんが出てきた。
「千早ちゃん? ここにいたんだ」
545: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 20:06:49.92 ID:+Qo3lcGpo
「そうね、まずは何から話しましょうか」
「ちょっと、あずさ……大丈夫なの?」
546: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 20:07:20.09 ID:+Qo3lcGpo
「天空街へ帰るあの瞬間、本当は全部思い出してたの」
「記憶を?」
547: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 20:08:54.63 ID:+Qo3lcGpo
「私があの森にいたのは天界を追放されたからなのよ」
「元々、クロイ帝国が私達神々をも超越した力を
548: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 20:10:01.42 ID:+Qo3lcGpo
「それで疎ましく思われて天界から追放されて人間界に堕ちた所を救われたの」
「危うく人類は天界に住む神々と全面戦争をするところだったのよ」
549: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 20:10:27.32 ID:+Qo3lcGpo
あまり変わらないような気がするのだけど、
でも確かに直接は手を下している訳ではないからいいのかもしれない。
あずささんがそこまで話すと今度は水瀬さんが話を始めた。
550: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 20:11:00.64 ID:+Qo3lcGpo
「私とのやり取りがあったのはナムコ王国が戦争に負けてすぐのことだったわ」
「だから私達の軍隊はあずさが用意したこの空飛ぶ船で
文字通り雲隠れすることにしたの」
551: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/18(木) 20:11:53.53 ID:+Qo3lcGpo
「あ、あの……神をも超越っていうのはどういうことなんですか?」
萩原さんが恐る恐る手を上げてあずささんに質問する。
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