594: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 09:36:41.01 ID:abMfBsPXo
「それで、どうしたの? やよいちゃん」
私を見かねた萩原さんがとうとう話を振る。
595: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 09:37:32.85 ID:abMfBsPXo
「本当!? 嬉しいわ。私も高槻さんがやっと私達と一緒に来てくれることを」
「千早。違うって」
596: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 09:38:05.78 ID:abMfBsPXo
「いいのよ……。結局は私達は戦争を止めることにも失敗して
あなたの町も帝国領土になってしまったのだし」
「ううん、そんなことないですよ! それとこれとはまた別です!」
597: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 09:38:39.61 ID:abMfBsPXo
素直に喜ぶことはできなかった。
「……ありがとう」
598: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 09:39:56.88 ID:abMfBsPXo
船は進み、再び私達は収集をかけられていた。
もうすぐ到着するから出撃する準備を始めて欲しいとのこと。
599: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 09:40:24.05 ID:abMfBsPXo
「この城はお堀に囲まれていて城内へ侵入するのはそうそう簡単なことじゃないわ」
「お堀の外にも内にも大量の軍を構えているはず」
600: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 09:41:29.64 ID:abMfBsPXo
「いい? 今私達の乗っている船はこれよ」
とそれぞれがいる、または移動する船のだいたいの位置を指で差す。
601: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 09:41:58.18 ID:abMfBsPXo
「すぐに連絡の着くように家族間の念話くらいの魔法は姉ちゃんと一緒に勉強したんだ」
「そう……ならいいのだけど」
602: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 09:42:25.37 ID:abMfBsPXo
「ええ、ありがとう」
「千早さん……」
603: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 09:42:58.42 ID:abMfBsPXo
「この前はごめんなさい……。
ありがとう、高槻さん。私、あなたのおかげでもう少し頑張れそう」
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