612: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 09:54:52.16 ID:abMfBsPXo
真と長介はいつの間にかスポーツの観戦のように
拳を振ったり、貧乏揺すりしたりと興奮している様子だった。
613: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 09:56:37.77 ID:abMfBsPXo
新堂さんの指揮のもと、私達の乗っている船は急下降を開始し、
一気に城の前へと降り立つ。
614: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 09:57:52.77 ID:abMfBsPXo
「姉ちゃん達の道は俺と爺さんがあける!」
長介は剣を盛大に振ると私達に向かってきた帝国軍を数十人単位でなぎ倒した。
615: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 09:59:19.89 ID:abMfBsPXo
その度に長介と新堂さんは剣を振るい、鬼のように暴れまわる。
私達は何時間もかけて進軍を続け、そして、ついにお堀の前へと到着した。
616: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:00:19.11 ID:abMfBsPXo
この矢の雨……一本ずつ落とすには無理があるんじゃ……。
「私に任せて……。”インフェルノ”ォーーーッッ!」
617: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:01:07.27 ID:abMfBsPXo
「ハァ……、このお堀を渡ればいいんだよね!?」
「ええ、でも、萩原さん、無理はしないで!」
618: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:01:58.63 ID:abMfBsPXo
「今、地盤を作りなおして、このお堀を全部埋めてあげます……!」
「奴ら、何かするつもりだぞ……! 例の奴の起爆を始めろぉ!」
619: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:02:32.08 ID:abMfBsPXo
「撃てェェーーーーーッ!」
「不味い……!」
620: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:03:40.58 ID:abMfBsPXo
その瞬間、地面を大きく揺らす爆発音が聞こえる。
帝国軍は土系統の魔法を使ってくることを予想していたらしく、
お堀の内側に、ちょうど私達の立っている真下に
爆弾を何十個もしかけておいたらしい。
621: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:05:37.10 ID:abMfBsPXo
地面を崩された私達は次々と堀の水の中に落ちていく。
私も同様に水の中に落ちてしまう。
622: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:07:13.46 ID:abMfBsPXo
不味い、このまま水面に顔をだしていたら的になってしまう!
「どうする……! 千早! なんとか脱出しないと!」
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