633: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:18:22.33 ID:abMfBsPXo
我那覇さん……。
いつか萩原さんにも会う前の、初めて彼女に会った時のことを思い出す。
634: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:18:53.28 ID:abMfBsPXo
馬鹿でどじでまぬけで臆病で何にも考えてなくてうるさくて
すぐに疲れたとか言うし、いらないお節介もするし、
一人で全部抱え込んで……私達を守って……。
635: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:20:04.35 ID:abMfBsPXo
私達は何も言わずにその部屋を出た。
まずは私達は階段を登る。
上の方に行けばきっと帝王もいれば春香も……そして、優もいるはず。
636: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:22:49.28 ID:abMfBsPXo
私は剣を抜き、真は構え、萩原さんは魔法の準備をした。
こんな雑魚の一般兵を相手にしている暇なんてないのに。
637: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:24:42.31 ID:abMfBsPXo
私は一人の敵を捕まえ、脚に剣を突き立て、
「城の跳ね橋を降ろすにはどこへ行けばいいの!」
638: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:26:53.72 ID:abMfBsPXo
さすがに跳ね橋を降ろすわけにはいかない帝国軍は
かなり厚めに守りを固めている様子だった。
639: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:27:23.54 ID:abMfBsPXo
階段の上まで来て、レバーを前に真が腕まくりをしながら
「よーし、ボクに任せて!」
640: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:30:46.98 ID:abMfBsPXo
「よし、これで跳ね橋は降りるはずだ!」
そう言って真は跳ね橋を動かすレバーを蹴って折った。
641: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:31:31.63 ID:abMfBsPXo
城が落とされるのもやはり、時間の問題かもしれない。
「みんな、これに乗って!」
642: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:32:21.48 ID:abMfBsPXo
城の正門に滑って降りてきた私達の前にいた。
これで私達の役目はほとんど終わっているはず。
あとは城内の掃除は国王軍に任せましょう。
643: ◆tFAXy4FpvI[sage]
2013/04/30(火) 10:33:04.72 ID:abMfBsPXo
その度に敵に見つかっては、斬って捨てて。
倒して乗り越えて。
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