680: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 11:46:52.44 ID:abMfBsPXo
雪歩の魔法によって自我が崩壊したあの”迷走mind”を。
圧倒的なパワーを誇ったあの戦闘状態を。
681: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 11:47:30.33 ID:abMfBsPXo
ボクはもう雪歩のことなんて見えなかった。
いや、たぶん美希以外に見えているものは何もないくらいに
ただ直感だけで動いていたのかもしれない。
682: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 11:50:36.41 ID:abMfBsPXo
そう。やはり彼女は天才だった。
”オーバーマスター”の真髄は何も見て覚えるだけではなかった。
攻撃を喰らうことで、口にふくむことで、味を知ることで、
そして、歌を聞いて覚えていた。
683: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 11:52:20.39 ID:abMfBsPXo
「かっこ悪いわよ
アタシを堕とすのバレてるの」
684: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 11:53:26.29 ID:abMfBsPXo
「カッコつけたところで
次に出るセリフ計画Bね」
685: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 11:54:11.82 ID:abMfBsPXo
「優しさ欲しいと思ってる?
やっぱアンタには高嶺の花ね」
686: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 11:54:44.43 ID:abMfBsPXo
美希は唄うことによってそのテンションはさらにヒートアップしていく。
パンチの速度もキックの威力も段違いに跳ね上がっていく。
687: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 11:56:14.09 ID:abMfBsPXo
だ、だめだ。もう意識が持たない。
これ以上、無意識で戦うにはキツすぎる。
688: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 11:57:02.48 ID:abMfBsPXo
高速の美希の打撃の中で
一瞬、美希の目に涙が見えた。
689: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 12:02:44.25 ID:abMfBsPXo
そして美希は未だに文字を書き連ねる雪歩に
ゆっくりと歩み寄る。
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