741: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:17:44.34 ID:abMfBsPXo
私には必要だった。いえ正確に言うのであればこの帝国にこの人は必要。
天ヶ瀬冬馬はより一層警戒しだす。
742: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:18:11.64 ID:abMfBsPXo
「……っ! ふざけんな!
結局お前は自分の探していた弟が俺の中にいたから、
だから、俺を生かしておきたいんだろう!?」
743: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:18:51.46 ID:abMfBsPXo
「確かにそうよ。でも優は違うわ」
「あなたのことをあなたの中でこの数年間見てきて、
全てを知っているのよ」
744: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:19:25.13 ID:abMfBsPXo
「私は分からない。だけど、優は分かると言ってくれていた」
「あなたに……やって欲しいことがある」
745: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:19:58.00 ID:abMfBsPXo
「俺達はずっと敵同士で戦い続けていたはずだ」
「今起きているこの戦いで負けたらアンタ達は帝国をまるごと飲み込むつもりだろう!」
746: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:20:30.94 ID:abMfBsPXo
「その計画に何の意味があるというの!!」
「あなたは不死の身体を手に入れて何をするの」
747: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:21:38.20 ID:abMfBsPXo
「そんなもん知るか! 手に入らない力を手に入れて何が悪いんだ!」
「望んだ力が赤の他人の血が身体に流れているおかげで手に入れたものだと
748: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:22:45.82 ID:abMfBsPXo
天ヶ瀬冬馬は剣を私の首に突きつける。
749: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:23:21.74 ID:abMfBsPXo
「私がずっと旅をしてきて得たものは
あなた達の言う妖精の魔力ではそう簡単に手に入るものじゃないわ!」
「あなたの仲間だってそうのはずよ」
750: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:23:50.02 ID:abMfBsPXo
「だって……この国は元々一つの国だったのでしょう?」
「お互いにいがみ合うのはもうやめましょう」
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