759: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:30:07.12 ID:abMfBsPXo
「俺の小さい頃の夢ってさ、立派な勇者になることだったんだ……
って言ったら笑うか? 俺は今、どう見えてるんだ」
760: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:31:00.71 ID:abMfBsPXo
それは決して優が天ヶ瀬冬馬の中にいたからという訳ではない。
優はどの道、もうあの身体の中にいるのは申し訳なく思ってるだろうし、
長居しすぎてしまっているためにもう居座るのはやめようと思っているはず。
761: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:31:26.89 ID:abMfBsPXo
「こ、これは……」
「何……この部屋は」
762: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:32:07.21 ID:abMfBsPXo
「……優……?」
身体は細く、だけど、身長はずっと伸びていた。
763: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:32:33.75 ID:abMfBsPXo
だけど、これはもうあの子はいない。
この身体はもう消滅しなければならない。
魂と一緒に。
764: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:33:18.10 ID:abMfBsPXo
「おめでとう……やっと、ゴールしたんだね」
「っ!?」
765: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:33:56.59 ID:abMfBsPXo
「千早ちゃん……ここまで来たんだね」
「春香……。どうして春香はそっちにいるのよ……」
766: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:34:30.26 ID:abMfBsPXo
「どういうこと……教えて春香」
「あなたはどうして……生きているの」
767: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:34:59.18 ID:abMfBsPXo
「私ね、助けてもらったんだよ」
「帝国軍に」
768: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:35:37.49 ID:abMfBsPXo
「あの人は純粋な黒魔術が得意でね」
「しばらく死んだ者達はみんなアンデッドとして蘇ったてたの」
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