772: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:40:18.09 ID:abMfBsPXo
  
 春香がそのまま体勢を崩して、転んだために 
 私達の術は解除されたのだった。 
  
  
773: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:40:48.40 ID:abMfBsPXo
  
 「帝王は戦争によって戦争をなくそうとした」 
  
 「でもそれって矛盾してるよね?」 
  
774: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:41:21.01 ID:abMfBsPXo
  
 たぶんあれは帝王のもの……。 
  
  
 「ほら見て。こうやって首を切断しただけで 
775: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:42:59.93 ID:abMfBsPXo
  
 「私は黒井社長と違ったやり方で戦争をなくそうとしている」 
  
 「黒井社長は自分や自分の軍のみが妖精に進化して 
  世界を支配しようという計画だったよね」 
776: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:44:28.84 ID:abMfBsPXo
  
 「千早ちゃんを殺そうとする人間は誰もいらない」 
  
 「そんな人が出るならば私が殺す」 
  
777: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:45:02.50 ID:abMfBsPXo
  
 春香は本当に分からないと言った風だった。 
 そのとぼけた言い草も私は腹がたった。 
  
  
778: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:45:30.38 ID:abMfBsPXo
  
 「ち、違う、春香! 私はあなたが生きていたなんて知らなくて」 
  
 「言い訳なんて聞きたくないよ」 
  
779: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:46:23.83 ID:abMfBsPXo
  
  
  
 初めて見た時!? 
 だってあなたは……私を助けてくれた時にはすでに強くて。 
780: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:47:26.76 ID:abMfBsPXo
  
  
 春香が強かったら? 
 長い間苦しまないで済んだ? 
 あの奴隷のような生活を救ってくれたのは確かに春香だけど。 
781: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:48:56.40 ID:abMfBsPXo
  
 「私は千早ちゃんを助けたいと思った……」 
  
 「同時に千早ちゃんに意地悪をする親が許せなかった」 
  
782: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 14:49:42.77 ID:abMfBsPXo
  
 「それから私は昼間は剣の稽古に町へ出かけて 
  通い続けて2年が経った」 
  
 「実力も着いて来て……」 
897Res/404.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
板[3] 1-[1] l20 
	このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
	もう書き込みできません。