78: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:17:01.88 ID:WRQTCoCwo
「千早! ……まだ間に合うかもしれない。回復薬を」
「もう間に合わないわ。国王の時も私はこの腕に抱いていた」
79: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:17:56.29 ID:WRQTCoCwo
萩原さんがそっと真の方に手を当てて引く。
目で何かを訴えていたのを真も受け取ったのか萩原さんと二人で
お母さんの遺体を抱え近くを離れた。
80: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:19:55.41 ID:WRQTCoCwo
「だって、ずっと恨んでたんでしょう?」
「子供の頃に何も知らずに売り飛ばされちゃって……さぞかし大変だっただろうに」
「黙れ!!」
81: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:21:15.88 ID:WRQTCoCwo
「僕が殺したんじゃあないんだけどなぁ〜?」
思い出して、集中するのよ。
この怒りも何もかもを私の力に変える。
82: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:22:16.40 ID:WRQTCoCwo
「アルカディアだかなんだか知らないけど……
剣で魔法に挑もうなんて……ちょっとヤバいよ、お姉さん!」
「”炎”よ!」
83: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:23:27.75 ID:WRQTCoCwo
盛り上がって壁になった土は斬り裂いて、
道を作りいっきに御手洗翔太の元へ。
84: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:24:45.23 ID:WRQTCoCwo
「遙かな空を舞うそよ風
どこまでも自由に羽ばたいてけ……」
逃がすものですか。持っていた剣を御手洗翔太の顔面目掛けて全力で投げる。
85: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:25:53.84 ID:WRQTCoCwo
空中からいっきに剣を振り下ろす。
「うわぁぁああッッ!」
86: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:26:43.67 ID:WRQTCoCwo
「始まりはどんなに小さくたって
いつか 嵐に変われるだろう……」
87: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:28:35.64 ID:WRQTCoCwo
「うおおおッ! やってくれるねぇえ!!」
「いいよ、最高だよ!」
88: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:29:37.88 ID:WRQTCoCwo
屋根に飛び上がろうが関係ない。
私が私を信じて、斬撃を飛ばす。
斬撃は御手洗翔太の出した雷槌をも斬り裂き、
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