807: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:33:03.09 ID:abMfBsPXo
あんなに愛していた春香とこんな風に殺し合いをしなくちゃいけないなんて。
でも、元はと言えば春香を殺してしまったのは私のせいでもある。
808: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:35:19.95 ID:abMfBsPXo
四条さんはもうそこなのに手が届かない……。
「戻れない……二人だと 分かっているけど
809: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:36:26.02 ID:abMfBsPXo
私は何度か持っていた剣で春香の首を狙って斬りつけるが
その箇所はまたしても光の粒になり消えて手応えがまるで感じられない。
810: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:37:17.91 ID:abMfBsPXo
「……ハァ、ハァ。おかしいんじゃない千早ちゃん」
「ゲホッ、ゲホッ! 人間じゃなくなったあなたに言われたくない」
811: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:38:16.71 ID:abMfBsPXo
私が私であるために、私は唄わないといけない。
母がそう言ってくれた。
きっと優もどこかで聞いていてくれる。
812: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:38:51.56 ID:abMfBsPXo
「遙かな空を舞うそよ風
どこまでも自由に羽ばたいてけ……」
813: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:39:18.16 ID:abMfBsPXo
魔法を全く使わずに強化された身体能力だけで
私と剣を激しく交えている。
814: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:39:45.90 ID:abMfBsPXo
一瞬の隙をついて春香は私の剣を弾き飛ばした。
その瞬間私は春香の剣を持っている右手を蹴り飛ばし、同じく剣を落とさせた。
815: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:40:16.73 ID:abMfBsPXo
次に春香は私の髪の毛を掴み、顔面を膝に打ち付けた。
私は鼻血を噴射しながらも、春香のちょうど頭の2つのリボンの辺りを
両手で掴んで思いっきり頭突きをした。
816: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 15:40:51.01 ID:abMfBsPXo
お互いの息は切れいていた。
春香もそんな傷も疲れも回復できるはずなのに
回復しようとなんてせずに真正面から私に向かってきていた。
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