83: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:23:27.75 ID:WRQTCoCwo
盛り上がって壁になった土は斬り裂いて、
道を作りいっきに御手洗翔太の元へ。
84: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:24:45.23 ID:WRQTCoCwo
「遙かな空を舞うそよ風
どこまでも自由に羽ばたいてけ……」
逃がすものですか。持っていた剣を御手洗翔太の顔面目掛けて全力で投げる。
85: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:25:53.84 ID:WRQTCoCwo
空中からいっきに剣を振り下ろす。
「うわぁぁああッッ!」
86: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:26:43.67 ID:WRQTCoCwo
「始まりはどんなに小さくたって
いつか 嵐に変われるだろう……」
87: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:28:35.64 ID:WRQTCoCwo
「うおおおッ! やってくれるねぇえ!!」
「いいよ、最高だよ!」
88: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:29:37.88 ID:WRQTCoCwo
屋根に飛び上がろうが関係ない。
私が私を信じて、斬撃を飛ばす。
斬撃は御手洗翔太の出した雷槌をも斬り裂き、
89: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:30:26.42 ID:WRQTCoCwo
「海よりも激しく
山よりも高々く
今
私は風になる
夢の果てまで」
90: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:31:06.98 ID:WRQTCoCwo
「ヒュルラリラ
もっと強くなれ」
足音だけでわかる。愚かなこと。
91: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:31:54.75 ID:WRQTCoCwo
力を込めて、剣をフルスイングして爆風を起こし煙を風に飛ばす。
だんだんと煙が晴れていくとそこには杖を持ちながらもずるずると
地を這い逃げようとする御手洗翔太がいた。
92: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:33:03.68 ID:WRQTCoCwo
ジタバタとその場で芋虫のように痛みに暴れまわる。
さっき斬った右腕の方はもう治癒魔法で血は止めているようだった。
「ハァ……! ハァッ! や、やめて、参った、降参するよ!」
93: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/03/28(木) 17:33:32.46 ID:WRQTCoCwo
私はもう退けない。
この手を汚して、平和をつかめるのならば、
優を救うことができるのならば……。
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