872: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:33:44.25 ID:abMfBsPXo
  
 「――い?」 
  
 「――先生?  どうしたの?」 
  
873: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:34:25.37 ID:abMfBsPXo
  
 やよいちゃんが横で驚いていました。 
 あの頃やよいちゃんはまだ少し幼い部分があって 
 あの戦争がどれだけすごいものなのかを全く理解していなかったみたいで 
 今ではその戦場に自分もいたことが信じられないみたいです。 
874: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:35:39.20 ID:abMfBsPXo
  
 「良かったんですか? 
  千早さんの弟さんが長年浸かっていたあの液体から 
  目が覚めたのに、一人で行かせちゃって」 
  
875: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:36:11.83 ID:abMfBsPXo
  
 「そっかー。そうですよね!」 
  
 「それじゃあ今日も頑張りましょう! はい、ターッチ!」 
  
876: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:37:34.64 ID:abMfBsPXo
  
  
  
  
  
877: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:38:36.69 ID:abMfBsPXo
  
 「でも」 
  
  
 「森に入って狼に襲われたのを助けてくれたのはあの人じゃない」 
878: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:39:12.62 ID:abMfBsPXo
  
 「すごかったんだよ? 歌を唄いながらカッコよく睨みつけるの!」 
  
  
 「そしたら狼たちがサーッと逃げていったんだよ!?」 
879: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:39:44.64 ID:abMfBsPXo
  
 「はい、どちら様? あら、また来てくれたの? ……って、そちらは?」 
  
  
 「えへへ、私の弟!」 
880: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:40:18.05 ID:abMfBsPXo
  
 「ほら、優しい人じゃん」 
  
 「う、うん」 
  
881: ◆tFAXy4FpvI[sage saga]
2013/04/30(火) 16:41:15.81 ID:abMfBsPXo
  
 「ひ、一人で誰かと喋ってるよ……」 
  
  
 「千早お姉ちゃんはたまにそうなんだよね。 
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