142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 23:23:24.44 ID:YU5czjZ8o
「さやかちゃん! だめッ!」
確実に首を刎ねたと思われた刃が魔獣に触れた部分だけ消失。
振り切られた剣は半分以下の長さになって、残った部分も連鎖的に崩壊していく。
かしゃんと澄んだ音を立てて刃先が床に落ちて砕けた。
【!?】
柄だけになった剣に目を剥いたさやかの左肩に魔獣の細い指が触れる。
じわりとそこが黒く濁った。
【あっ?】
さやかが柄を取り落とす。
だらんと下げられた左腕には力が入っていない。
ぱあん!
前置きもなしに放たれたマミの銃弾が魔獣の額に触れて、それだけだった。
顔を上げた魔獣がにたりと笑う。
《キュゥべえの拘束もなくなって、今度こそわたしがすべての因果律を支配してるんだよ!
ただの攻撃がわたしに通じるわけないよね!》
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