147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/31(日) 23:41:55.04 ID:YU5czjZ8o
暴風のような瘴気を伴ってさやかが魔獣の背後に一瞬で移動。
【りゃあああアアアアアアアッ!】
吼えながら斬りつけるも、やはり魔獣に触れた刃は消失してしまう。
《あははっ! さやかちゃんはほんとに面白いことをいうよね! わたしを倒せば元に戻る? みんな幸せになれる?》
魔獣の裏拳を躱してさやかが次の剣を抜き放つ。
蒼く輝いた刃が魔獣の右足刀を受け止めた。
《そんなわけないよね! だって鹿目まどかはもうすぐ消えちゃうんだからさ!》
【なッ!?】
ふわりと宙を舞った魔獣が振り下ろす左足を避けたさやかの右胸に、仄暗い矢が突き立った。
軽い音がして、矢を中心にさやかの身体が抉りとられる。
《わたしのなかの円環の理がね、因果の糸を巻き取り尽くせば、鹿目まどかはもう存在していられなくなるんだよ》
さやかの右腕の肘から先だけがぼとりと床に落ちた。
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