152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 00:03:27.35 ID:R+37fY28o
「……っ!」
マミが叫んでいる。しかしそれは、声にならない。
ほむらはゆっくりと目を閉じた。
――ごめんなさい、まどか。
静かに心の中で謝る。
――貴女にこんな辛いことをさせてしまって、ごめんなさい。
まどかが小さく震えながら弓を構え、ほむらを狙う。
《あぁ……すごくイイよ、ふたりとも。最高だよ!》
「ほむらちゃん」
「………」
「ごめんね」
目を瞑ったままほむらはぽろぽろと涙を零した。
頬を伝い、おとがいから垂れて、その滴が真っ暗な床に落ちた。
まどかが矢を放った。
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