170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 01:12:23.02 ID:R+37fY28o
《 アー アー アー 》
【ゴボォッ!】
全身に禍々しい紋様を刻み込んださやかが口からまだら色の粘液のようなものを嘔吐した。
ぺっと吐き出したのは目玉である。
粘土細工のような幼子からは血が出ない。
笑顔のその下の細い首にさやかは両手をかけた。
【ウウウウアアアアアアアアアアアッ!】
眼球の無い少女は笑い続けている。
さやかの左腕が前兆もなしに黒い水と化した。
《イタイ……ウレシイ……》
さやかの後ろで魔力が燃え上がり、火炎のなかから突き出された巨大な槍がさやかを貫いた。
【グオオオオオオオオオオオオオッッ!】
灼熱の穂先はさやかの背骨を両断して、右の脇腹まで達していた。
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