194:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/01(月) 02:12:00.59 ID:R+37fY28o
インキュベーターを無視して歩き出す四人。まどかはひとり振り返って、見下ろした。
「ありがとうね。あなたのおかげで、みんなを幸せに出来た」
「おや。まどかが皮肉をいえるなんて、知らなかったな」
「わたしも、あなたがそれを理解できるとは思わなかったよ」
「当然だよ。僕らは感情を、すなわち君たちを理解しようと努めているからね」
「わたしもあなたを理解しようとしてるんだけどね」
「君は僕の計画を見透かしていたんだろう? 理解する段階は過ぎたと思っていたよ」
「理解しても、けして共感できないことがあるっていうことを学べたかな」
「………」
「………」
「おい、まどかー。置いてくぞー」
獣と睨み合う少女に杏子が声をかける。
「すぐいくよー!」
「じゃあね、まどか。また魔獣狩りの夜に会おう」
「ばいばい、インキュベーター」
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