26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/29(金) 21:46:02.89 ID:Np/hgcC7o
「いや……いやよ……そうしたらまどかは概念になって消えてしまう……もう私は貴女のことを思い出すことすら出来なくなってしまう……!」
「泣かないで、ほむらちゃん」
優しく、まどかはほむらを離した。
「だいじょうぶ、信じようよ。きっと奇跡だって起こせる。わたしはそう信じてる」
にっこりと笑いかけたまどかは、そのまま結界の入り口へと歩を進めた。
「……まどか……っ」
「さよなら、ほむらちゃん。――元気でねっ」
まどかの後姿が、門の向こうの闇に呑まれて消える。
「いかないで、まどかあぁぁっ!」
ほむらの叫びは、届かない。
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