37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/29(金) 22:37:17.18 ID:Np/hgcC7o
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「さやか、大丈夫か?」
「うん、たいしたことない。でもさっきの、何?」
四人が駆けているのは細い空中回廊である。
全天にきらきらと幻想的な灯りが漂っているが、回廊のしたは底も見えない。
「魔獣だろ。後ろからなんて卑怯なやつだ」
「や、それはわかるけどさ。蛇みたいな魔獣なのかな?」
「あれからはとてつもない魔力を感じたわね」
「広いところに出たらぶった切ってやる!」
「斬れるかなぁ……」
「今は鹿目さんに追いつくのが先決よ」
「そうだけど、あのやろーをほっとくわけにもいかねーだろ!」
杏子の声を遮って、ごおんという音とともに、回廊が傾いた。
「うわわっ!」「あぶねえッ」「なに!?」「………」
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