過去ログ - 劇場版・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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[saga]
2013/03/29(金) 23:43:16.01 ID:4764DHEAO
〜45〜
鳴護「二人ともお疲れ様!今日はお礼にあたしがご馳走するね」
禁書目録「ありさ太っ腹かも!じゃあいただきますなんだよ!」
ライブ後、鳴護はボディーガードを務めてくれた三人への感謝の気持ちとしてジョセフへ誘ったのである。
テーブルは既に満漢全席であり、インデックスに負けないほど食欲旺盛な鳴護も嬉しそうに舌鼓を打った。
その中で麦野はチラリとファミレス前に停めたハイヤーと、ワイヤレスイヤホンマイクに神経を尖らせる。
麦野「(うるせーな。私の指示に従うって言ったでしょうが。テイクアウトくらいはしてやるわよ……)」
「お待たせしました!」
鳴護「あっ、来た来た」
その時であった。
禁書目録「――待って」
「?」
入れ替わり立ち替わり料理を運んで来る店員の一人がロブスターを運んで来た所で、インデックスが――
禁書目録「貴女、誰?」
鳴護を制するように手で庇い、麦野が店員を睨み付ける。そう、完全記憶能力を持つインデックスには。
「えっ?仰有る意味が」
禁書目録「杜撰だね。変装やメイクで誤魔化せても肩幅や首筋の骨格までは誤魔化せないんだよ誰かさん」
容貌だけでなく骨格から同一人物を照合する事が出来る。麦野が原子崩しで三角帽子を吹き飛ばした事で。
麦野「そうねえ?おかしいわよねえ?“三日前”に来た時は、テメエみたいな店員見てないんだけどさあ」
二人は顔を覚えていた。更に言えば麦野は、暗殺者としての観察眼で三日前に名札のついたスタッフ全員の
鳴護「えっ!?えっ?!」
顔と名前を記憶している。更に言うなら店内の間取り、自分の通された席から入口までの歩数と距離もだ。
仮にマリーベートが、ジェーンが、他の誰がやって来ようとも麦野は『殺さない』限り人の顔を忘れない。
麦野「13歩、6メートル半」
禁書目録「ありさ!走って!」
メアリエ「クソッ!」
次の瞬間、麦野はテーブルを店員に扮したメアリエへ蹴り上げ、インデックス達に窓ガラスまでの距離を。
麦野の歩幅、およそ50センチ半ばに掛け合わせた距離を伝え、原子崩しを放って窓ガラスをぶち抜いて。
メアリエ「師匠!マリーベート!ジェーン!」
三人は騒然となるファミレスの木っ端微塵となった窓ガラスから逃げ出し、表に停めていた車に乗り込む。
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