過去ログ - 劇場版・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/03/29(金) 23:51:01.30 ID:4764DHEAO
〜51〜

鳴護「まだなの!?」

先行するマイバッハを追撃する七閃とイノケンティウスが、瞬時にハンドルを右に切ると同時に中央分離帯を爆破させて見失う。
そこへ御坂達を乗せたタクシーが滑り込み雷撃の槍を放つが、神裂がバイクを横倒しに走り空を切った稲妻が機動兵器を狙った。
だがシャットアウラがマイバッハへワイヤーを放ち、アンカー代わりにドン!とアスファルトを蹴散らし稲妻を避け食い下がる。

神裂「ステイル!」

神裂がハンドルをステイルに任せて飛び、トンネルの壁を走りワイヤーを七天七刀で兜割りで断ち切る。
更にトランクに掴まり、靴底から火花を散らして引きずられる右足をかけて取り付き刀を振り上げんと。

御坂「させない!」

した所で御坂がマイバッハのルーフへ飛び移り、砂鉄の剣で切りかかり神裂が振り上げた刀で受け止める。
更に麦野もまた背後から殴りかかるも神裂は勢い良く振り返りポニーテールを鞭のように撓らせ目を打つ。
怯む麦野、機を逃さずレアアースペレットを放つシャットアウラ、それをバイクで体当たりするステイル。

禁書目録「ありさ!」

激しく揺れるマイバッハのルーフを突き破り鳴護の鼻先で止まる令刀。その手を押さえ寸止めさせる麦野。
ステイルが炎剣を振るいサイドウィンドウを突き破り鳴護を狙うのを、インデックスが被さり床に転がる。
その隙にシャットアウラがボンネットにのし掛かり、フロントガラスを叩き割るとエアバックが作動する。
運転手がその衝撃に気絶し、二人の魔術師と二人の超能力者、一人のクロウを乗せたまま出口へ蛇行して。

「……え……」

麦野が原子崩しを展開してシャットアウラを狙い、シャットアウラがレアアースペレットで神裂を狙う。
神裂がそれを防がんと七閃、御坂が電撃、ステイルの火の魔術が屋根を吹き飛ばし鳴護らの姿が露わに。

「――合――」

この間、僅か数秒。床に転がった携帯電話、自分に覆い被さり降り注ぐ火の粉から守るインデックス……
全員を巻き込んで吹き飛びかねない状況下にあって鳴護の脳裏を駆け巡るたった三年分しかない走馬灯。

鳴護「……助……!」

祈るような気持ちで、幹線道路からずっと通話状態にある携帯電話へと鳴護が縋る。奇跡を願うように。

鳴護「――け……!」

ただ一つの名前を。

鳴護「助けて当麻君!」




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