過去ログ - 劇場版・とある星座の偽善使い(フォックスワード)
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[saga]
2013/03/29(金) 22:49:55.68 ID:4764DHEAO
〜4〜
麦野「(こいつどこかで見たような気がする。一体どこで?)」
禁書目録「ありさの歌声、何て言うか頭と胸と心に直接響いて来るみたいかも。スペルも使ってないのに」
鳴護「スペル?」
上条「だーっ!気にすんな気にしないで気に留めないで三段活用!そうだ麦野お前CD欲しがってたろ?」
麦野「(思い出せない)ああ、そうだったわね。もし良かったらなんだけど、サインとかってやってる?」
鳴護「うん、やってるよ。そんなに上手く書けないけど良いのかな?本当にあたしなんかのサインで……」
麦野「貴女がメジャーデビューした時プレミアがつくでしょ?」
鳴護「ふふふ、ありがとう。じゃあちょっと待って。よいしょ」
上条とインデックスが歌い終えた鳴護アリサと意気投合したらしい様子を麦野は一歩引いて見守っていた。
鳴護の歌に、魔術的要素を見出そうとするインデックスの口を慌てて塞ごうとする上条が日の光に当たる。
麦野はそんな三人を遊歩道に聳える柱より伸びる影から見やる。眩し過ぎて自分から入って行けない世界。
そこで上条に声をかけられ、鳴護にサインを貰いながら冗談めかして微笑みながらも拭い去れない違和感。
麦野「だけどあいつらの言う通り確かに響くものがあるわ。何て言うのかしら、テレパスみたいな感じで」
鳴護「うん、良く言われるかな。でもあたしレベル0(無能力者)だからそういうのじゃないかも。はい」
麦野「ありがとう。変な事言って悪かったわね。確かにあいつの様子を見てると能力じゃないのはわかる」
鳴護「?」
上条「だから!今までずっと宇宙エレベーターは立ってたろ!」
禁書目録「えーっこの街に来てからもう二ヶ月くらい経つけどあんなの私の完全記憶能力には少しも……」
上条「ちっちゃい事は気にするな!夢と胸は大きく持とうぜ!」
麦野「……まあテレパスとかそういうのが効かない能力者なのよ。そのあいつがあんたの曲全部持ってる」
麦野は殺した人間の数などいちいち覚えていない。殺めた人間の顔はその都度忘れるのが習い性であった。
鳴護が頭の片隅に引っ掛かるのはそれに連なる何かかと結論付け、サインされたCDを受け取って仕舞う。
麦野「それって本物だと思うわ。偉そうに言うのも何だけどね」
この時麦野は、遊歩道を行き交う人波の中から幾つかの視線を感じていた。剣呑で禍々しいそれを……
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