過去ログ - 雪歩「スプリング・スノウ」
1- 20
8: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 01:32:51.75 ID:DOCYTEs60

 私は結局、その日からまともに活動が出来なくなった。
 ドラマは、再び役決めのオーディションが開かれることになった。

 駅売りのスポーツ新聞や芸能雑誌は、真ちゃんや私の写真と名前を頻繁に出している。
以下略



9: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 01:33:25.37 ID:DOCYTEs60

 病院には、まだ行けていない。
 真ちゃんの眠る姿をみたら、今度こそおかしくなってしまいそうだった。

 ……私のせいなんだ。
以下略



10: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 01:33:55.81 ID:DOCYTEs60

P「ただいま、雪歩」

雪歩「おかえりなさい」

以下略



11: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 01:34:41.54 ID:DOCYTEs60

 テレビは、もう何日も見ていない。
 真ちゃんが映るだけで、泣いてしまうから。

やよい「おつかれさまです」
以下略



12: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 01:35:07.57 ID:DOCYTEs60

雪歩「おかえりなさい」

亜美「ただいま、ゆきぴょん」

以下略



13: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 01:35:39.55 ID:DOCYTEs60

 携帯が鳴った。

亜美「電話?」

以下略



14: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 01:36:17.21 ID:DOCYTEs60

亜美「お姫ちんが電話なんて、めずらしいね」

やよい「私もだけど、あんまり機械に強そうじゃないよね。貴音さん」

以下略



15: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 01:40:02.60 ID:DOCYTEs60

 電話も切れて、みんなは再び仕事に出かけていった。

小鳥「雪歩ちゃん、悪いんだけど、おつかいを頼まれてくれない?」

以下略



16: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 01:45:10.27 ID:DOCYTEs60

 階段をゆっくりとおりて、大通りに出る。
 空気はあの時と同じように、冷たかった。

 もう、春だというのに。雪が降ってもおかしくない寒さだ。
以下略



17: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 01:46:47.54 ID:DOCYTEs60

雪歩「……っ!」

 振り切って、走り出す。

以下略



18: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/03/30(土) 01:49:07.19 ID:DOCYTEs60

雪歩「…………いま、なんにも出来ないんです。
   それで、プロデューサーがお休みしろ、って」

冬馬「菊地のことと関係あるのか?」
以下略



53Res/24.31 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice