過去ログ - 銀さん「魔法少女リリカル銀さん」なのは「始まらないで下さい」
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58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/04/07(日) 00:34:32.77 ID:eguoDIWg0
BD『……Get set!!』ガシュン

フェイト「……ッ!!そうだよね、バルディッシュもずっと私の傍にいてくれたんだよね…このまま終わるのなんて、嫌だよね」

BD「Yes sir!!」

フェイト「…銀さんも」

銀さん「さぁね、見てるのは案外アルフのボインボインばっかりだったかもしれねぇぞ?」ニカッ

フェイト「うぅん…銀さんは、初めから私を信じていてくれた…あの白い女の子も」

銀さん「行くのか、フェイト」

フェイト「行くよ…本当の私を、始める為に」

銀さん「じゃあ、ちょっくら俺も連れて行ってくれ…こいつもな」

定春「わんっ」ハッハッ

フェイト「でも…」

アリサ「そうだよ銀さん、まだ傷が…」

銀さん「俺も…そろそろ始めねえとならねぇのよ…あの馬鹿共に顔向けできる、主人公って奴をよ」

フェイト「……わかった」

銀さん「さぁて、今までの自分を…ぶった切りに行くか!!!」


 時の庭園

アルフ「くっ…数が多い!!」

なのは「だけならいいんだけど…」

ユーノ「!!なのは!!」

 なのはも気づかないうちに、ユーノのバインドから抜け出した傀儡兵がなのはに斧を投げた。

なのは「………ッ」

フェイト「サンダー……レイジイイィィィィ!!!!!」

 なのはに迫るその凶刃は、なのはの身を裂く直前に雷撃に叩き落とされた。

アルフ「フェイト…!?」

銀さん「でぇりゃああああぁぁぁぁ!!!!!!」

定春「わぉーん!!!」

 定春に跨った銀さんが振り下ろした木刀が、傀儡兵の巨体を両断した。
 手には今までの魔法でシールドされた木刀では無い、塚に『洞爺湖』と書かれた使い古された木刀だった。

 定春だけが知る、あの日洗脳波を受けても記憶を失わない唯一の味方であった定春は、爆発の余波で吹き飛んだ洞爺湖の木刀を加えて彼らの元へ駆けつけていたのだ。
 時間はかかれど、異世界へ飛ばされた定春が匂いを頼りに海鳴へと向かい、あのタイミングでアリサの元へとたどり着いたのは奇跡に近かった。

銀さん「ちょっくら先に行ってるぜぇぇ!!!」

 銀さんは洞爺湖を片手に、定春の機動力を活かして奥の間へと進んで行く。

アルフ「あぁん定春ぅ」ホゥ

 アルフが別れを惜しんでいる間に、壁を突き破って巨大な傀儡兵が姿を現した。
フェイト「大型だ、防御が固い…でも、二人でなら」

なのは「…!!!うんっ…うんうん!!!!」

 フェイトの提案に、笑顔で頷くなのは。
 二人の絆がようやく始まったその時、銀時はもう一つの絆を確認する為に時の庭園の最奥へ向かった。


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