過去ログ - ほむら「ワルプルギスの夜が来る」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/31(日) 14:09:03.31 ID:AqaLWW9r0
そのときQBの耳、もとい触腕が少し動いた。
「おや、暁美ほむらからテレパシーで連絡だ。今夜頭の整理に付き合って欲しいらしい。」
「ああ、アンタはそういうの適任かもな」
確かに感情を廃したQBと話すことは、状況を整理するために有効かもしれない。
「というわけだ、マミ。今夜は君たちの家には行けないよ」
「わかったわ」
「……君たちは僕に、ほむらとの話の内容を伝えて欲しいかい?」
「へぇ、QBもそんなこと言うんだね」
「これでも感情を理解する努力はしているからね。それにこれは合理性から見ても正しい提案だ」
「ふふっ、ありがとうQB。でも遠慮しておくわ。暁美さんのプライバシーに関わるかもしれないもの」
「そうかい。わかったよ」
「あ、でもひとつだけ」
私は、ひとつどうしても彼女に聞きたいことを思いだし、QBに頼むことにした。
「あの翼は私にも出せるようになるか、聞いておいてもらえないかしら」
「マミ………」
「マミさん………」
二人分の溜め息は聞こえないことにしよう。
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