過去ログ - ほむら「ワルプルギスの夜が来る」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/03/31(日) 14:13:24.36 ID:AqaLWW9r0
「だったらアタシの個人的興味ってことでいい。あんたの目的はなんなんだ?」
「ちょっと杏子、それは」
きっと問い詰めていいことじゃない。ほむらの表情がそれを物語っている。
「止めんな、さやか。
アタシだってこいつが悪いやつじゃないのはなんとなくだが分かってる。
でもそれはあくまで『なんとなく』だ。魔法少女の世界は勘だけに頼って生きていけるほど甘くない。
保証が欲しいんだよ。あんたの目的が私達とぶつからないっていう保証が」
杏子の言ってることは正論だ。マミさんも概ね同意見のようで、口を挟まずにいる。
だけど、なにかが引っ掛かる。杏子の言っていることは何かおかしくないか?
さっきより重い沈黙のなか、ほむらが口を開いた。
「そうね、わかった。
私の目的は、友達を守ること。私の、最高の友達を。
けれど彼女はもうこの世には存在しないわ。どの世界にも彼女はいない。私は失敗したのよ。
信じるも信じないもあなたたちしだいだけれど、私の目的はそれ。証明のしようもないけれど事実だわ。
……と、このくらいで通過儀礼はクリアかしら?」
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