過去ログ - ほむら「ワルプルギスの夜が来る」
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72: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:49:42.85 ID:AqaLWW9r0
「でも、結局あたしたちは魔法に頼んなきゃ自分の体も動かせないんだよ。
それってもう化け物じゃん。魔獣と何が違うのよ」
73: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:50:11.64 ID:AqaLWW9r0
あたしは顔をあげて杏子を見た。
「つまりな――ああ、こういうのらしくない。照れ臭いな――アタシ達はアンタを心配して、その、アンタを探してたってこった。
74: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:50:40.66 ID:AqaLWW9r0
あたしってほんとバカ。
その言葉をきっかけに、さやかは大声をあげて泣き出した。
よかった。本当によかった。
75: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:51:11.13 ID:AqaLWW9r0
「アタシも、一番ドン底だったときにお節介な誰かさんが受け止めてくれたんだ」
もしマミと決別してたらと思うとゾッとする。
76: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:51:50.76 ID:AqaLWW9r0
さやかが泣いて、泣いて、やっと落ち着いた頃。
待っていたかのように嫌な感覚がやって来た。
さやかも気づいたらしく、涙を拭いて立ち上がると自分の両頬を叩いて気合いを入れた。
77: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:52:26.52 ID:AqaLWW9r0
78: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:52:56.40 ID:AqaLWW9r0
「―――――ル――が―――夜――ワ―――ギ――」
「あ?なんて言ってんだよ」
79: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:53:26.91 ID:AqaLWW9r0
最後に明瞭な言葉を残し、魔獣は消えた。
結界が消え、マミたちが駆け寄ってくる。
80: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:53:55.89 ID:AqaLWW9r0
ほむらに尋ねられて、アタシは魔獣の最後の言葉を思い出した。
「ああ、多分だが『ワルプルギスの夜が来る』だった――おい、どうした!!」
81: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:54:30.74 ID:AqaLWW9r0
82: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:55:13.28 ID:AqaLWW9r0
そんな話をしていると、ベランダからほむらが入ってきた。
「よう、もういいのか?」
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