過去ログ - ほむら「ワルプルギスの夜が来る」
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87: ◆YfJASHZQTM[saga]
2013/03/31(日) 19:58:13.41 ID:AqaLWW9r0
「そう。なら、もっとほかの魔女の名前を言えばよかったかしら。まあいいわ。
それで、かつての世界では魔法少女は魔女になる運命だった。しかし、私が廻ったひとつ前の時間軸で転機が訪れたの。
その転機を起こしたのが、鹿目まどかよ。
私は彼女を守るため、何度も何度も時間を繰り返した。その過程であなたたちと敵対することも、見捨てることも、手にかけることもあったわ」
「守る、というのはつまり魔法少女、ひいては魔女にしないことね。
でも、言ってはなんなのだけれど、どうしてそんなに苦戦したのかしら。魔法少女が魔女になる事実を伝えれば契約なんてしないんじゃないかしら。
それとも、何か大きな悲劇を抱えた子だったの?」
『手にかけた』と言ったとき、ほむらはアタシ達の様子を窺うような仕草をした。きっとここが一番後ろめたい部分だったのだろう。
しかし、マミが意に介さずに話を続けると、安堵したような驚いたような表情を浮かべて少し動揺し、落ち着いたのちにマミの問いに答えた。
「…突然現れた転校生にそんなことを告げられても、普通は信じないわよ。今回のあなたたちの対応が異常なの」
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