過去ログ - 上条「そこのおねーさん! お茶しない?」麦野「あん?」 2発目
1- 20
112:第4話「海」編 ◆a14vyE9WwmzB
2013/05/16(木) 01:35:40.29 ID:/0a5dFzuo
 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 ・ 〜 




「……1つ、よろしいでしょうか?」

停滞した雰囲気の室内で、ポツリと対馬が発言を求めた。

「なんだ?」
「はい、その女の悪行についてです」

お、という風に駒場たちが顔を見合わせる。

確かにそれは興味のあった。

「…話してくれ」
「ありがとうございます。それでは、ざっくりとですが私たちの自己紹介をいたします」

そう言うと、対馬は縛られたまま軽く一同に礼をした。

「貴方がた『学園都市』の方は信じにくいかもしれませんが、私たちはいわゆる『オカルト』側の人間です」
「魔術師、って言ってたもんな」

駒場は軽く納得するように頷いたが、その他フレンダ含めた全員は怪訝そうな表情をした。

「オカルト…?」
「魔術師…?」

絹旗と婚后が同時に顔を見合わせて、首を傾げ、

「「……まっさかぁ!」」

異口同音で否定した。

「まぁ、その反応は当然でしょうし、信じていただかなくても結構です。いえ、信じない方が良いでしょう。
 ただ、そういう考えもあり、そのオカルト側の人間にとって大切な『物』を、そこの女が盗んだのです」
「盗んだ、ね… 何を?」

当然の疑問を結標が発するが、対馬はゆっくりと首を振った。

「大変申し訳有りませんが、それを言うことは出来ません。もし言うならば、どんなことをしてでも貴女がたを処理しなければなりません」
「は〜ん、できもしないこ…「やります」」

ニヤケ顔で応えようとするフレンダを、対馬が強い口調で遮った。

「私たちが出来なくても、私の組織が必ず遂行します。絶対にです」

その静かに強い口調に、フレンダは茶化すこともせず押し黙った。

腐ってもフレンダは暗部の人間である。

影を走る者として、対馬の言葉に、底知れぬプレッシャーを感じたのだ。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
450Res/294.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice