過去ログ - 上条「そこのおねーさん! お茶しない?」麦野「あん?」 2発目
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117:第4話「海」編 ◆a14vyE9WwmzB
2013/05/16(木) 01:40:24.49 ID:/0a5dFzuo
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そして19時。

別荘前の広場で戦闘が始まった。

姫戸は両合わせの着流しに大太刀。
他に何も持たないシンプルで身軽そうないでたちであった。

対してオッタヴィアは、なぜかショーツにミニコートという露出度の高い格好で、
暗闇でも分かるほど、身体のあちこちに銃火器や装備品を『マウント』した重武装であった。

ミニコートからは欧州人らしいメリハリのある体型が覗き、顔ほどもある豊満な双乳が零れんばかりにその存在を主張していた。

「ウチはいつでも準備いいぞ…?」

オッタヴィアがポツリと呟く。

そろそろと登り始めた月明かりが2人を照らし、互いの視線が交錯した。

「……行きますッ!!」

先手必勝とばかりに、姫戸が砂を蹴って接敵せんと疾走する。

対してオッタヴィアは、

「馬ー鹿、脳筋に付き合うか」
                              ・ ・ ・
カチリ、という小さな音と共に右手小指の先端がズレる。
空洞になっていたそこから、やけに黒い水滴が滴り、ぴちゃり、と砂場に落下した。

その瞬間、

「ッッッ!?」

ぼむっ! という音ともに黒煙が立ち上り、一気にオッタヴィアの姿を隠す。

「なに…!?」
「闘牛でも、もうちったぁマシな反応するぜ!!」

声と共に、オッタヴィアは座り込むように下肢を屈曲すると、次の瞬間に、びよぉん、と常人では考えられない大跳躍を行った。

それは、両義足に仕込まれたスプリング機構を最大使用したものだ。

黒煙に戸惑う姫戸を眼下に見下ろして、左下腿部にマウントしていたハンドガンを抜く。

「瞬殺ッ!!」

3点バーストで放たれた3発の弾丸が姫戸に襲い掛かる。

オッタヴィアが命中と勝利を半ば確信したその瞬間、姫戸の身体が千切れんばかりに回転した。


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