22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/04/01(月) 22:06:36.90 ID:E6itSJ39o
男「神様は人とか動物とか関係無しに、願いを叶えてくれるんじゃないのか?」
付人「説明するのが面倒なので、簡単に言ってもいいですか?」
男「面倒って。まあいいけど」
付人「有難うございます」
付人「ある神様は言いました。『人の願いは面倒くさいな』と」
男「ふむふむ。面倒くさがりの神様も居るんだな」
付人「昔は人の願いも、簡単なモノが多かったそうです」
付人「しかし時代が変わるにつれて、願いも変わっていきました」
男「けど俺よりすごい神様なんだろ?力に限界があるからってそれぐらい」
付人「人は段々と成長していきます。しかし神様に時間の概念はありません、故に成長もしません」
付人「神様に選ばれた人は、生まれ持った神の資質というモノで全てが決まります」
男「人間で言うところの、天才って感じか」
男「けど前にテレビで、人類は数億年後には絶滅するとかなんとか」
付人「確かに、神様はタイムスリップする事も出来ます。しかしそこにも神力が影響してきますので・・・・・・」
男「そんな先までタイムスリップができる神様が現れなかったのか」
付人「そうです。そして人の願いは、いつしか神様のキャパシティを超えてしまいました」
男「そんな事があり得るのか?」
付人「単純に人の数が増えたという事もありますが、1人の願いが1でも増えれば、億単位で増えていきます」
付人「神様は仕方なく優先順位を決めて願いを叶えてきましたが、手に負えなくなってきました」
付人「そして神様自体を信じる人が、とても少なくなりました」
付人「神様はいつしか、こう考えるようになりました」
『無駄に賢くなってしまった人類は、滅んだほうがいい』
男「分からなくもないかもしれないな」ウーム
男「けど今でも人口は増え続けているぞ?」
付人「一気に減らしてしまえば、野生の動物たちにも影響が出てしまう」
付人「人類にはゆっくりと自滅をしてもらうのが1番、だという考えです」
男「なるほどな」
男「けどその目標に向かえっていうなら、俺は神様になりたくないな」
付人「あなたならそう仰ってくれると信じていました」
男「え?今なんて?」
付人「なんでもありません。さあ、話も終わりましたし、実績を重ねに行きましょう」
男「お、おう」
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