5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/31(日) 21:35:41.35 ID:oN0UY/BPo
「それでは例え話をしましょう」
「例えばあなたが街を歩いているとします」
男「ほう」
「前から小学生が走ってきます」
男「ふむふむ」
「その小学生はよそ見をしていたせいで、あなたにぶつかってしまいます」
「あなたはこの時にどんな言動を取りますか?」
男「別にどうもしないよ、ちょっとぶつかったぐらいで怒らないし、相手は小学生だし尚更だな」
「普通はそうでしょう。しかしあなたはその小学生の顔面を殴打する事もできるほどの腕力があります」
「なぜそうしないのでしょうか」
男「そんな攻撃的な奴はそうそういないだろ」
「神様の、なんでも出来るというのも似たようなモノです」
男「・・・・・・え?」
「察しが悪いですね」
「もう1つの例え話をしましょうか」
男「例え話が好きなんだな」
「あなたは街を歩いています」
「銀行の前を通りかかった時に、鞄を大事そうに抱えながら銀行から出てくる老人が居ます」
「あなたはどうしますか?」
男「さっきと同じでどうもしないよ」
「しかしその鞄をひったくって逃げられる、脚力と腕力があります」
「簡単に現金を手に入れるチャンスなのに、なぜそうしないのですか?」
男「それは後から警察とかに捕まるっていうのもあるけど、何よりその被害者に悪いだろ」
「けれどあなたの体に傷が付くわけでもないし、どこかが痛むわけでもないですよ?」
男「そうかもしれないけど、後で警察に捕まったら金を得るどころか色々と失うし」
「じゃあ警察が居ないとしたら?もしも世界中の人が自分に逆らうことの出来ない立場だとしたら?」
男「それでも相手に悪いから、俺はやらないな」
「けどあなたの考えとは逆に、咎めが無いのなら躊躇いながらもやるという人が居るとは思いませんか?」
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