22:DAT[saga]
2013/04/03(水) 00:07:35.51 ID:wtUEYbSJ0
建物の中にはどうやら聞き間違いじゃなかったようで神原がいた。
「まさか、阿良々木先輩がいるとは思わなかった」
「それは僕の台詞だ」
お互いに経緯を話した。
どうやら神原は偶然赤いテレカを拾ったようだった。
「それで羽川先輩は大丈夫なのか?」
「気絶しているだけだ」
僕らは上の階へと上がっていた。
どうやら神原がここに来た時、何人かの人間が出ていったのを見たらしい。
上階に着くとそこには公衆電話があった。
僕は近くに羽川を寝かせると電話に近付く。
しかしいくらいじっても反応はない。
「私も試したがダメだった」
そうしているといきなり電話が鳴り始めた。
公衆電話がスタート地点と羽川は言った。
試しにとると何かが脳に直接話しかけてくるような感覚に襲われた。
[サイレンを目指す者に……]
[絶望と力を…!!]
[サイレンに辿り着いた者に世界の全てを]
[このゲームの出口はひとつ]
[サイレンを目指す者よ…]
[世界の出口を探す者よ…]
[門(ゲート)を探せ……]
それを最後に感覚が戻る。
「なんだったのは今のは…」
「何を言っとるのじゃ、お前様」
どうやら忍は何も聞こえなかったみたいだ。
ウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
いきなり音が鳴り始める。
「ゲームが始まったのか?」
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