過去ログ - P「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞受賞を目指す」2
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[saga]
2013/04/12(金) 00:07:23.40 ID:TrQ2IstQo
響「自分とアリサはさ、アイドルになって、有名になって、
色んな舞台に立って踊って、みんなを笑顔にしたいって……そういう夢を、いつも話してたんだ」
響「でも高校生になって、その夢を家族に話したら……
兄貴から『お前なんかじゃ絶対にアイドルになんてなれっこない』みたいなこと言われて、
それで自分、そんなことないし! って……ついつい、ね」
P「……そうだったのか。でもだからと言って、連絡も取らないなんて……」
響「……それじゃ、ダメだったんだよ」
* * *
響「島を出てこっちにきてからはさ、これからは全部、
自分ひとりの力で頑張らなきゃいけないって思った」
響「自分のことを助けてくれる仲間は誰もいない。頼れるのは自分だけ……」
響「……ほんとのこと言うと、ちょっとさみしかった。
でも、自分の夢だって本気だから、すぐにトップアイドルになって、
それで胸を張って島に帰るのがイチバンだって、そう思ったんだ」
P(……大みえを切ってしまったことに加えて、
さみしいからと言って故郷のみんなに連絡をしたら、その決心がにぶってしまう。
きっと響は、そう考えたんだろうな)
P(でも──)
『響ちゃんは、ああ見えて、実はとっても寂しがりやさんなんですよ』
『口では平気、なんでも出来る、って言うけれど……、それはただの強がり。
本当は……誰よりも、他の人の力を必要としているんです』
P(……以前、あずささんもこんなことを言っていた)
P(それでも尚、さみしさは常に響の心を苦しめていて……だから響は、
その心の隙間を埋めるために、たくさんのペット達と一緒に暮らしているのかもしれない)
* * *
P「……響。今でも、それは変わらないのか?」
響「んー……そうだね。アリサのことは気になるから連絡はしてるけど、
今更、こんな中途半端なまま島に帰ったり、電話したりするのは……」
響「……まぁ前に一回、帰っちゃったけどさ」
P「え? 響、お前いつ沖縄に……あ!」
響「思い出したかー? ほら、スプラッシュと最初にフェスをやったとき!」
P「……そうだった」
P(フェアリーズステップが活動を開始してから二ヶ月が過ぎた頃……
俺達は、沖縄で開催される『RISING MOON』というフェスに参加した)
P(だからあの時、響は──)
『え!? い、いやなんでもないぞ! なんくるない!』
P(……こんな感じで、ずっと様子がおかしかったのか。
予定よりずっとはやく、沖縄に帰ることになっちゃったから)
P(あの時点で、ちゃんと話を聞いてやれば良かったかな……)
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