過去ログ - P「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞受賞を目指す」2
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/04/12(金) 02:27:52.52 ID:TrQ2IstQo
P(響は響でこの状況に混乱しているんだろう。
俺が何をしているか認識できていないようだし、今のうちに堪能しておこう……)
響「……ね、ねぇ、プロデューサー」
P「響のポニーテールくんかくんか……え? なんだ?」
響「あのさ、さっきからちょっと、自分、ふらふらするんだけど……」
P(ただ乗っかっているだけだから、バランスがうまく取れないんだな。
よぉし、それなら……!)
ぎゅっ……
響「!」
P「うん、これで安定した」
響「そそそ、そうだね! あは、あはは……」
P(両腕を回して響の小さな身体を抱きしめると、彼女の体温の高さ、
そして激しく鳴り続ける心臓の鼓動は、より一層はっきりと伝わってきた)
P(俺の腕の位置にはちょうど響のおなかがあり、その柔らかさが感じられる。
普段激しいレッスンやトレーニングをしているから、筋肉の量は一般的な女子高生より
遥かに多いんだろうけれど、やっぱり響は女の子なんだな……)
響「……プロデューサーの心臓、バクバク言ってる」
P「……響の心臓もだよ」
響「そ、そんなことないしっ! 背中越しでわかるわけないだろー!?
っていうか自分、完璧だから、これくらいでドキドキなんてしてないしっ!」
P「じゃあ、なんとも思わないのか?」
響「……っ」
P(……心臓の鼓動は、加速していく)
P(それは響の心臓なのか、それとも俺の心臓なのか──俺にはもう、その判断が出来なくなっていた)
P(なぜなら今、俺と響の距離はゼロになり、そして……ひとつになっていたからだ)
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