過去ログ - P「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞受賞を目指す」2
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524:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/29(月) 23:53:47.93 ID:xwKZzFfLo

P「星井さんからは、そのあとなにか言われたか?」

雪歩「美希ちゃんから、ですか? えっと……」

雪歩「イベントが終わったあと、美希ちゃんにごめんねって言おうとしたんですけど……」


  *  *  *


美希『えー……? むにゃむにゃ……そんなのいーよ、雪歩……。
   えへへ、それより、良かったね……』

雪歩『え? 良かったって……』

美希『お客さんたち、すっごく喜んでくれてたの……』

雪歩『……』

美希『だから、また、いっしょに……がんばろー……』

雪歩『美希ちゃん……』

美希『すぅ……すぅ……』

雪歩『……うん。頑張ろうね』


  *  *  *


雪歩「こんな感じで……疲れてたみたいで、すぐ寝ちゃったんですぅ。
   それでそのあと、社長が迎えに来てくれるまでぐっすりで……」

P「……そっか」

雪歩「私、美希ちゃんには、本当にお世話になっちゃいました。
   あのときひとりぼっちだったら、きっと、全部ダメだったし……」



P(星井美希……)

P(俺は今まで星井さんとはあまり関わりを持つことが無かったけど、
 雪歩の話を聞く限り、めちゃくちゃ良い子みたいだな)

P(才能もある。前向きに努力しようとする姿勢も感じられる。
 俺が知らなかっただけで、やっぱり765プロには、まだまだ素晴らしいアイドルがいるようだ)


  *  *  *


雪歩「あの、プロデューサー……それで……」

P「ん? あ、ああ。そうだな……」

P「……話を聞いて確信したよ。雪歩は最初、
 自分の大失敗のせいで765プロがこんなことになったって言ったけど、
 やっぱりそんなことは無かった」

P「だって、お客さん、喜んでくれてたんだろ?」

雪歩「は、はい……でも、」

P「でも、はいらないよ。アイドルにとって一番大切な仕事、それがなんだかわかるか?」

雪歩「一番大切なお仕事ですか? えっと、ミスしないで踊ること……?」

P「……ちがう。お客さん達を笑顔にすること。それが一番大切な仕事なんだ。
 それを達成できたなら、俺からは何も言うことは無い」

P「たとえそれが雪歩の力でなくても……星井さんのおかげだとしてもだ。
 トラブルがあれば、仲間に頼って乗り越えていけばいい」

P「だからさ……、その件については、本当に気にしなくていいんだよ」

雪歩「プロデューサー……」


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