過去ログ - P「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞受賞を目指す」2
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]
2013/05/04(土) 01:12:49.13 ID:gYrG7J6Go
P(……彼女の部屋に入ったとき、最初に目に入ったのは、
ふたつのディスプレイから溢れる光だった。これらは、PCのモニターだろうか)
P(それはカーテンを閉め切った薄暗く湿った部屋の中における、唯一の光源。
ぼんやりと部屋全体が照らされているが、決して心が温かくなるような光ではない)
P(そして──……)
絵理「……」
P(PCの傍らに置かれたベッドの上に、彼女はいた)
P(寝巻き姿のままの水谷さんは、膝を抱えて、じっとどこかを見つめている。
その目線の先には、茶色のブレザーが壁にかけられているようだが……)
P(これは、彼女の学校の制服か?)
絵理「……れ?」
P「え……」
絵理「……だ、れ?」
P「……っ」
P(……目線をピクリとも動かさないまま、彼女がたずねてきた)
P(俺は以前、彼女の歌を聴く機会があった。
だから彼女が本来、甘いソプラノの声を持っているということは知っていたのだが、
しかしながら今聴いたその声は、かすれて潰れて、とても元アイドルの声とは思えない……)
P(『誰?』……それはおそらく、俺に対する質問だろう)
1 俺は、君のお兄ちゃんだよ
2 俺は、真美のプロデューサーです
3 俺のことなんてどうでもいいじゃないか
4 その他
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