過去ログ - P「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞受賞を目指す」2
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615:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/04(土) 02:58:37.59 ID:gYrG7J6Go

真美「千早お姉ちゃん……」

千早「……ええ」


絵理「ちは、や……さん」

千早「水谷さん。お久しぶりね」

絵理「……うん」

千早「……真美はああ言ったけど、正直に言って、私には、
   あなたのプロデューサーの気持ちはわからないわ」

千早「でも、これだけはわかる……それは──……」

チラッ

P「……ん? な、なんだ?」

千早「……プロデューサーとアイドルというのは、
   単なる仕事上の関係ではないということ」

千早「いつも余計なことを言って、人の心にズカズカと踏み込んできて……、
   そしていつだって、私達アイドルのことを振り回す。
   プロデューサーっていうのは、そういうもの……」

P(そんな目で見られてたのか、俺……)

絵理「……」

千早「……でもね」

千早「今の私には、それが、心地よいとも感じられるのよ」


  *  *  *


千早「私達のプロデューサーは、いつだって割と正直というか……
   むしろ自分に正直すぎて、私にはとても理解できない行動を取ることも多いわ」

千早「……だから私は今まで、ウソをつかれていると感じたことは少なかった。
   でもきっとこれから先、ともに過ごす長い時間の中で、ウソをつかれることもある。
   本心を偽り、誤魔化してしまうこともあると思う」

千早「でも、もしもそうなったとしても……、私はこの人のことを責めたりしないという自信があるの。
   そのウソすらも、私達のことを想ってのことだと、信じているから」

絵理「……どうして、そこまで信じられるの……?」

千早「……理由なんてないわ。ただ、『一緒に歩こう』と差し出してくれた手の温もりを、
   私はきっと、生涯忘れない」

絵理「……」



『……がんばってみない? 私といっしょに』

『いっしょ……誰かと、いっしょ……』

『うん。ひとりじゃ見られない夢、きっと見られるから──……』



絵理「……っ、尾崎、さん……」

千早「……水谷さん。あなたにも、あるでしょう?」

千早「プロデューサーといっしょに作ってきた、
   偽者じゃない、本物の思い出が……」


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