過去ログ - P「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞受賞を目指す」2
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[sage]
2013/05/07(火) 03:25:42.89 ID:qj+rqtdro
早朝 千早の通勤路
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
テクテク……
千早「らーらーらーらーらー……♪」
千早「フフ、やっぱり誰もいない朝の道を、
こうやって大声で歌いながら歩けるのは最高ね……」
千早「わたし きみにあーえてよかぁったー♪
ともだちになーれてよかぁったー♪」
千早「わたしたーちー そつぎょうするけど おわかれじゃないー♪」
ブロロロロ……
……キキッ
千早「きょうまでありがとー♪ あすからどうぞよろしーくー……♪」
ガチャッ
麗華「……お久しぶりね、如月千早さん」
千早「まほろば あーたらしーい たびだーちー♪」テクテク
麗華「ちょ、ちょっと待ちなさいっ! おいこら!」
千早「えっ?」ムッ
麗華「露骨に嫌な顔をするわね……」
千早「……! あなたは、東豪寺さん……」
千早(──車から降りて、私に話しかけてきたのは、
東豪寺麗華さんだったのです)
千早(この件について、私個人には何も出来ないということはわかっていました。
私に出来ることは、機会を見つけてプロデューサーにこの話をするだけ……)
千早(だから正直に言って、彼女とはもう顔も合わせたくないと思っていたのですが……)
千早「……なんの用ですか?」
麗華「大変みたいね、事務所があんなことになって」
千早「……」
麗華「白々しい、って顔してる。相変わらず顔に出やすいタイプなのね、あなたは」
千早「原因はあなたの言動にあるかと。でも、そう言ってくださって光栄です。
今まで、あまりそういう評価は受けたことがありませんでしたから」
麗華「皮肉を言えるまでには、成長したみたい。何かあったのかしら?」
千早「……どうでもいいでしょう?」
麗華「そうね。でも私にとっては、あなたの夢が潰れることは、どうでもいいとは思えないのよ。
このままじゃあなた、IA大賞どころか、アイドルを続けるのも難しいんじゃない?」
千早「……、誰のせいで、こんなことになったと……!」
麗華「誰のせいでもない。あえて言うなら……事務所のせい?」
千早「……は?」
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