過去ログ - P「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞受賞を目指す」2
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699:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/05/09(木) 23:55:39.61 ID:cdY/RrM3o


  *  *  *


麗華「ところで伊織。あなた、一回くらいメールを返してくれてもいいんじゃないの?
   せっかく番組で共演して、久しぶりに再開できるチャンスだったっていうのに」

伊織「……話すことなんて、何もないわよ」

麗華「ふーん……ま、それもそうか」

麗華「あなたは今、アイドル活動もほとんどしてないみたいだしね。
   語ることがないのもしかたないのかも」

伊織「な……っ!」

麗華「ふふっ、昔は、よく一緒に語り合ったわよね……」

麗華「こんなアイドルになりたいんだって。ステージに立って歌を歌って、みんなを笑顔にするんだって。
   家の力に頼らないで、自分達だけで頑張るんだって……」

伊織「……そうね。まぁ今では、私も麗華も、
   その夢とは随分と遠い位置にいるみたいだけど」

麗華「私はあなたと違って、アイドルとしてステージに立っているわよ?」

伊織「──でも! 昔の麗華なら、こんなやり方はしなかった!」

麗華「……そうかもね。でも、今の伊織は──……」



麗華「アイドルですらない」

伊織「……っ!」



麗華「方法はともかく、その経緯はともかく、私は私のやりたいことをこの手に掴んだわ。
   でも、あなたは違う……」

麗華「いつまでもくすぶったままで、ろくに活動もしないままで。
   高みを見すぎているから、どれも自分にふさわしい仕事だと思えない。
   そうして過ごしてきた伊織には、現実を知る機会すら与えられない……」

伊織「……──さい」

麗華「そんな今の私と、今の伊織。果たしてどちらの言葉に、説得力があるのかしらね」

P「おいっ、さっきから聞いてれば──……」

伊織「──うるさいっ! 黙りなさいよっ、このド貧乳っ!!」

麗華「……!」


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