過去ログ - P「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞受賞を目指す」２
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900:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/21(火) 23:36:50.49 ID:N8NHuJHSo


P（──こうして、東豪寺プロダクションとの長い長い戦いは、ひとつの結末を迎えた）

P（しかしながら、これからもずっと変わらずに、俺のアイドルプロデュースは続く。
　響たちのアイドル活動は続いていく……）





石川「……愛」

愛「……、」

石川「残念だけど……約束通りね」

まなみ「で、でもっ、社長！　愛ちゃんは、精一杯がんばってくれました！
　　　　それにそもそも、デビューしたてなのにスプラッシュに勝てるわけ……！」

石川「わかってる。でも私はね、勝負とは関係なく、あなたの性格が見たかったのよ」

愛「性格……？」

石川「ええ。勝てる見込みの無い相手に、自分ひとりの力で、最後まで歌いきれるか。
　　　それが出来るって言ったから、あなたをこのフェスに参加させたのよ？」

石川「それなのにあなたは、歌やダンスの完成度もそうだけど、
　　　何度も何度も泣きそうになって……」





P（……そしてついに、IA大賞が始まる）

P（様々な人間の思惑が渦巻くこのアイドルの世界を、彼女達は『ゲーム』と言った。
　しかし俺は、それは間違っていると信じている……）

P（最後に笑うのは、最後まで諦めずに、正々堂々とアイドルとしての道を走りきった者なんだ……！）



　　*　　*　　*



石川「正々堂々、アイドル『日高愛』として勝負する……。
　　　それをさせてやっている時間は、もう無い」

愛「そんな……！」

石川「もう間もなく、IA大賞が始まる。それまでに注目を集めるには、もうこうするしかないのよ」





石川「……愛。あなたが……」

石川「あの伝説のアイドル、『日高舞』の娘であると、世間に公表します」




【活動 29週目　おわり】

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