過去ログ - P「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞受賞を目指す」２
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908:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/23(木) 22:37:19.15 ID:yMnyxpvDo


♪　ALIVE
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

　　Keep your dreams

　　　　　　　どんな夢も願っていれば　いつかは叶うよ


　　Start your journey

　　　　　　　怖がるのは恥ずかしくない　最初だから



　　*　　*　　*



『……お送りしたのは、皆さんご存知あの伝説級のヒットソング。
日高舞さんで、「ALIVE」でした』

『日高舞さんと言えば、今から約十五年前に活躍していた、
史上ただひとりのランク──……


ピッ


P「……」

律子「……最近は、ずっとこんな番組ばかり組まれるわね」

P「仕方ないさ、こんな状況になっちゃったんだから」



　　*　　*　　*



P（これまでたびたび言及してきたが、アイドルの人気を示すひとつの指標として、
　『アイドルランク』という制度がある）

P（主にファン数によって決められるこのランキング制度では、アイドルはA〜Fの六段階のランクに分類される。
　IA大賞ノミネート自体にこのランクは直接関係していないので、近年ではあまり重要視されていないが……
　ちょうど今、フェアリーズステップとスプラッシュ、あずささんがランクCと言ったところか）

P（ランクC、つまり上から数えてまだ三番目と言えど、現在活動中のアイドル全体から見れば、
　上位30％には入っていることになる。立派なメジャーアイドルだ）

P（しかし……）



P「……メジャーアイドル、か」

律子「ランクがひとつ変わるたびに一喜一憂している、その気持ちも、
　　　彼女は知らなかったんでしょうね」



P（……それを考えると、もちろん『日高舞』はその最高位であるランクAアイドルだったと思うかもしれない。
　だが、実際のところはそうではなかった）

P（『日高舞』は、アイドル史上たったひとりしかいない、ランクSアイドルだったのである）

P（そのあまりにも大きな人気は、『アイドルランク』で定められるランクAという器を大きく越えていたため、
　彼女のためだけに特別にその上のランクが設けられたのだ。まさに雲の上のような話だな……）


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