過去ログ - P「安価でアイドルプロデュースしてIA大賞受賞を目指す」2
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911:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/23(木) 22:59:39.63 ID:yMnyxpvDo

P「……春香は、そのことを知っていたのか? 春香と日高さんは仲が良かったようだけど」

春香「いえ、知りませんでした……でも、
   愛ちゃんがたまにこんなことを言っていたことは覚えています」

春香「『誰の代わりでもない、自分自身を見て欲しいんだ』って……」

P「それは、ひょっとして……」

春香「……コンプレックスになっていたのかもしれません。
   自分があの伝説のアイドルの娘だっていうことが、愛ちゃんにとっては……」

P「……だから、隠していたのかな」



P(『自分自身を見て欲しい』……)

P(このような運命の下に生まれてしまった以上、その願いはきっと、
 これまでどうしたって叶わなかったんだろう)

P(アイドルとしてだけではない。普通に生活していたって、いつだって親と比べられる。
 あなたは『日高愛』ではなく、『日高舞の娘』だと、そう言われ続けてきて……)

P(……それを誇りに思うか、コンプレックスに感じるか。日高さんはおそらく、後者だったんだろうな)



  *  *  *



律子「……だけどこれは、チャンスにもなるかもしれません」

P「チャンス?」

律子「765プロにかかる圧力が無くなった今、私達──特にスプラッシュが何より欲しているのは、
   とにかく何でもいいから、大きな話題。
   世間の注目を浴びれば、IA大賞ノミネートに向けて大きく前進できるかもしれないわ」

律子「こちら側のスキャンダルでもなんでも無いんだから、探られて痛い腹もない。
   むしろ、目が集まっている今こそ、ここで一気にスプラッシュを世間にアピールできると考えたほうがいいわね。
   まぁもちろん、しばらくは記者達の面倒なストーキングが続くだろうけど、それに耐えさえすれば……」

P「はは……たくましいな。転んでもタダでは起きないってか」

律子「ふふふ、当然ですよ。こっちも必死なんですから」キラン

律子「……それに、天ヶ瀬冬馬に負けたという印象も、これで薄れるかもしれない。
   なんと言っても、日高舞の娘に勝ったという事実があるんだしね」

春香「りっ、律子さん! 日高舞の娘だなんて、そんな言い方……!」

律子「……ごめん、春香。でもこれは、事実なのよ。
   私達が彼女をどう思うかはどうあれ、世間では今、そういう目でしか日高さんを見ていない」

春香「っ、そう、かもですけど……」



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