過去ログ - [安価]男「夢の中で特殊能力を授けられたんだけど」エル「そ、その2なんだからね!」
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252:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/07(日) 23:01:04.84 ID:7goiW1Hx0
男「いたた…どこだよここ?新宿?」


見渡すと周りは大都会、コンクリートジャングルと言うよりコンクリートラビリンスと言ったほうがしっくり来ると思えた

それほどまでにビルが所狭しに建ち並び、道を迷路然としていた


「能力者諸君、まずは無理やり拐うような形で突然招集してしまった非礼を詫びよう」


周りがガヤガヤしだす。ビルの中からは一切聞こえないことから、どうやら俺みたいにビルとビルの間に連れて来られた能力者しかこの町にはいないっぽいな


「我の声に耳を傾けよ。我を見よ」


その声に釣られ、上を見上げると黒い人影…いや、全身黒に身を包んだ人物が宙に浮いていた

それは真っ黒な古代エジプトのファラオの服装に身を包み、恐ろしい雰囲気を見にまとった人物

俺が昔読んでいた本に出てきた「暗黒のファラオ」にそっくりだった

暗黒のファラオ、それはいくつもの姿を持つニャルラトホテプの化身の一つ


「さて諸君、自己紹介が遅れたな。我はこの戦いの主催者だ」


周りのザワザワガヤガヤが一際大きくなる


「ところで諸君の中の賢明な者はすでに我の正体についてほぼ正解を突いているだろう。今諸君の前に姿を現しているこの姿はしばしば人間の書く書籍に登場する故な」

「それを知らずとも名だけを聞いたことはあると言う者もいよう。我が名はニャルラトホテプ、戦いの主催者にして混沌の神だ」


ざわめきがついに最高潮に達する。どうやらあいつの名はかなり有名なようだ…最近のアニメのせいもあるだろうな


ニャルラトホテプ「さて、長い自己紹介と前置きはここまでにして本題に移ろう」


今の今まで最高潮に達していたざわめきが一気に止み、水を打ったような怖いくらいの静寂が場を支配した


ニャルラトホテプ「まず、賢明な諸君はすでに気づいていようかとは思うが、ここには諸君ら能力者以外は存在しておらぬ」


やっぱりな


ニャルラトホテプ「さて、第二ステージの内容だが、それも大体の者は感づいていよう」

ニャルラトホテプ「諸君ら以外誰もいない市街地、この中でのバトルロワイヤルだ。邪魔な一般人がいないからして他の者に気をかける心配も無く思う存分暴れられる…一般人が巻き込まれても気にせず暴れていた奴もいたようだかな」


周りからクスクスと笑い声が上がる。そんなことをして笑っている奴がこんなにもいたのか…胸糞悪い


ニャルラトホテプ「さて、ここからは第一ステージとは違う細かいルールを話す。心して聞くがよい」


ニャルラトホテプ「まず、勝敗とスキル数の変動だが"負ければスキルは2つ失う" "連勝でなくとも2回勝てば一つスキルが手に入る" "他人数で組むのはあり" "残り人数が半数になった時点で第二ステージは終了"そして、これが一番大きな違いで注意すべき点だ。"一度でも死んだら失格"一度死んだらどんなにスキルを持っていてもゲームオーバーだ。気をつけるがよい」


ニャルラトホテプ「最後に、優勝者に贈られる褒美だが…推測した者は願いの成就と推測しただろう。大体合っている。ただし、一つなんてちっぽけなことは言わん、全て、無限に叶えてくれるわ!!世界が気に食わぬのなら世界を1から造り直すことすら叶えてやろう!!」


「おおぉぉぉおおおおおおお」と、喚声が上がる


ニャルラトホテプ「叶えたい望みがある者共よ!叶えなければならぬ願いがある者共よ!」

ニャルラトホテプ「欲望のままに敵に食らいつけ!醜い強欲を曝して殺し合え!」

ニャルラトホテプ「その先に我の望む混沌がある!その先に貴様等の望む願いがある!!」


ニャルラトホテプ「さぁ、戦いの始まりだああああああ」ォォォォオオ才


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