過去ログ - 真美「進めっ、インフェルノスターズ!」
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1: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/01(月) 23:29:59.24 ID:Y7yuh94s0

 「Song on the wave」。
 注目されているアイドルやアーティストが出演する、有名音楽番組。
 出演したアイドルは必ず仕事も増え、トップアイドルへと近づく。

 多くのアイドルがパフォーマンスをした場所。
 日高舞が伝説を作り上げた場所。
 ジュピターが頂点へ近づいた場所。

 ――その番組に、ついにフェアリーが出演する。



SSWiki : ss.vip2ch.com



2: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/01(月) 23:31:00.10 ID:Y7yuh94s0

 夜、23時30分。
 クッションの上に座って、ガラスのテーブルを挟んだ向こうのテレビを見つめる。

響「おーい、始まるぞ、ハム蔵」
以下略



3: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/01(月) 23:31:53.56 ID:Y7yuh94s0

『プロジェクト・フェアリーは、961プロのアイドルユニットとして結成された』

 最初の記者会見の映像が流れる。美希がセンター。サイドに貴音と、自分。

以下略



4: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/01(月) 23:33:13.83 ID:Y7yuh94s0

 椅子に座る美希、貴音。セットのテーブルを挟んで、司会者が座っている。

司会者『それでは、よろしくお願いします』

以下略



5: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/01(月) 23:35:35.09 ID:Y7yuh94s0

貴音『ですが、美希と話し合い、響の分まで活動することを決めたのです』

司会者『なるほど……星井さんは、我那覇さんに何かお声をかけたり?』

以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/01(月) 23:35:55.43 ID:vm5LSH4DO
響「自分たちの、インフェルノスターズ」の続きか?待ってた!


7: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/01(月) 23:37:05.10 ID:Y7yuh94s0

美希『そう。フェルノスと戦うことが、今のミキ達フェアリーの目標……なの』

 こ、こんなことを言って大丈夫なのか……?
 思わず身を乗り出した。
以下略



8:>>6 ありがとうございます![saga]
2013/04/01(月) 23:38:39.07 ID:Y7yuh94s0

 961プロ時代の楽曲。
 デビュー曲ではないけれど、この曲には思い入れがある。

 黒井社長を盲信していて、765プロや、プロデューサー、アイドルのことを毛嫌いしていた。
以下略



9: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/01(月) 23:44:23.34 ID:Y7yuh94s0

貴音『分かってる、だけど♪』

 それは、美希も貴音も一緒だと思う。
 黒井社長が提案した、765プロと961プロの合同ライブ。ここで、765プロを潰すつもりだったようだ。
以下略



10: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/01(月) 23:49:49.50 ID:Y7yuh94s0

 765プロに負けて苛立った黒井社長は、自分と貴音までをもクビにして……。
 プロジェクト・フェアリーを、手放した。

響「貴音は、961時代の曲にはいいイメージがないみたいだけど」
以下略



11: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/01(月) 23:55:46.20 ID:Y7yuh94s0

 『Little Match Girl』のシングル。そのカップリング曲を……新しく作ってもらう。
 完成次第パソコンのメールで送って、携帯にお知らせします、とのことだった。

 作曲家さんは千早の大ファンで、ノリノリで新曲を作ってくれたという。
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/01(月) 23:57:51.18 ID:HlD4SjqYo
えっ! ひびきんプロデューサーになったの?


13: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/02(火) 00:01:46.04 ID:osg8lAfj0

響「どれどれ……」

 メールを読んでいく。作曲家さんのメッセージがあった。

以下略



14: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/02(火) 00:06:48.80 ID:osg8lAfj0

 保存が終わった。「アプリケーションを選択」。
 どれでもいいから、早く聞かせてよ。

 メールには、歌詞のファイルも添付されている。
以下略



15: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/02(火) 00:11:41.08 ID:osg8lAfj0

 聞き終わって、早くみんなの声で聞いてみたい、と思った。
 千早の力強い声で。雪歩の優しい声で。真美の元気をくれる声で。

響「本当に、こんな素敵な曲がカップリングで、いいのかな」
以下略



16: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/02(火) 00:16:29.12 ID:osg8lAfj0

 どんなに遅い時間でもいいから、新曲が届いたら私に真っ先に連絡して欲しい。
 千早には、そう言われている。

 つけていたイヤホンを外して、タブレットをテーブルに置いた時、気づいた。
以下略



17: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/02(火) 00:24:39.75 ID:osg8lAfj0

 翌朝、事務所。
 木曜日は春香がラジオの収録で朝は事務所にやって来ない。

 ……自分は朝から新曲を何度も聞いて、テンションは最高潮だった。
以下略



18: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/02(火) 00:28:56.88 ID:osg8lAfj0

P「小鳥さんも、そろそろ来るだろうな」

響「ぴよ子って、いつも早く来てなかったっけ?」

以下略



19: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/02(火) 00:32:41.03 ID:osg8lAfj0

響「ねえ、プロデューサー。昨日の放送、録画してる?」

P「ああ……俺の家でも、音無さんの家でも……ついでに、事務所のレコーダーでも」

以下略



20: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/02(火) 00:39:02.99 ID:osg8lAfj0

 プロデューサーと真に歌詞を印刷した紙を渡した。
 真がデッキにCDをセットして、再生ボタンを押す。

 流れだす、かっこいいギターの音色。
以下略



21: ◆K8xLCj98/Y[saga]
2013/04/02(火) 00:45:10.28 ID:osg8lAfj0

 最後は、最初と同じギターの音が入って、アコースティックな音へと変わっていく。
 綺麗なフェードアウト。

真「…………いい曲だね」
以下略



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