過去ログ - 妖狐「安価で人間を守る」天狗「その４だ」 -SS速報VIP

過去ログ - 妖狐「安価で人間を守る」天狗「その４だ」

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687:1 ◆/FgtF/ZFOg[saga]
2013/04/09(火) 01:28:54.15 ID:sekSUcf40
ひさめ「……ここ、は……」

ひさめ（……どこ……？）

ひさめ「っ……白い勾玉が光って……！」

みなぎ「……これを見ているって事は……過去に戻されることになったんだね」

ひさめ「！」

ひさめ（みなぎさん！？　いや、映像……？）

みなぎ「謝らないといけない事があります。私は……みくもさんのことを傷つけようとしたことが１度もありませんでした」

みなぎ「そのせいで、何度もひさめちゃんを危険な目に合わせてしまって……本当にごめんなさい」

みなぎ「それと……過去へ戻す力を使ったということは私はおそらく自らの死を選んだんだと思います」

ひさめ「っ！」

みなぎ「……あなたを、残してしまってごめんなさい……」

みなぎ「最後に、１つ」

みなぎ「過去から未来へ戻る方法もあります……でも……あなたはどうか、平和な時代にいてください」

みなぎ「そして……」

そのメッセージが終わる前に、勾玉が砕け散った
それが意味するのは……

ひさめ「……みなぎさんが、しん、で……あ……い、いやっ！」

何もない空間で、ひさめは涙を流した
自分にとって、母親のようで、姉のようで、そして親友で合ってくれた少女の死に……
過去へ戻るまでまだ時間がある
だから、それまでに気持ちの整理をすればいい
そのためにも今は……
そう、考え……感情をすべて吐き出した

ひさめ（過去に戻ったら……殺すんだ、あの妖弧を……！）

それから数時間後、ひさめは過去の世界へと飛ばされることになる
大切な者を殺された復讐と、その大切な者を今度こそ守るために

おしまい

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