39: ◆GorJQ6qPNeO8[saga]
2013/04/20(土) 13:39:01.01 ID:Ci9bNfNBO
「もう、咲はスポーツ特待生から外れたら卒業できないんだから身体大切にしなさい!」
「はい……すみません。悔しいけど返す言葉もございません」
「それに、私はソフトボールをやってる時の咲が一番好き。
だから……私のせいで怪我なんかして欲しくないし……」
元を正せば起きなかった自分が悪いのでは、と思い舞の声から威勢が失せて行く。
「うん、私も絵を描いてる時の舞が一番好きだな。
ごめんね、でも嬉しいよ。だって、それほど舞が私の事を大切に思ってくれてるって事だもんね!」
「ううん、私こそごめんなさい。明日からはちゃんと起きるわ」
目が覚めた状態では舞はパリッとしている。
寝起きの子供のような舞を知っているのは咲だけだ。
咲はそれがたまらなく嬉しかった。
「ううん、私舞を起こすのもすごく好きだからさ。今のままでいいよ!」
大学四年間の間、この穏やかな関係は続いていた。
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